日本酒はキンキンに冷やして飲むだけだと思っていませんか?
普段、みなさんは日本酒をどのように飲んでますか?
最近は居酒屋でも冷酒のみで提供されるのが、すごく多くなってきており、僕はとても気になっているんです。
日本酒は冷酒だけでも美味しいですが、本当はもっと楽しめ方法があるんです。
えっ?でも日本酒は冷酒じゃないの?
ほかの楽しみ方ってどうするの?
日本酒にも様々なタイプがあって、冷酒におすすめの日本酒もあれば、実は冷酒よりも温めたほうが美味しく飲めたりするんです!
なんでも冷酒がおすすめとしていることに少し疑問を持っている僕がもっと日本酒を楽しめる方法をご紹介していきます。
簡単にまとめてありますので、すぐに新しい日本酒の楽しみ方を実践できますので、ぜひとも新しい日本酒の魅力を知ってください。
「記事全体像・もくじ」
冷やすだけじゃない日本酒の飲み方
日本酒を楽しむ方法としてまずは、日本酒の温度に注目していきましょう!
日本酒の温度の魔力
今、日本酒は冷酒での提供が多くなってきていますが、日本酒が他のアルコールと違う、最大のポイントは温度帯を変化させて楽しめることです。
その楽しめる幅として、日本酒を冷凍庫で凍らせて楽しむ氷結酒や60℃以上の燗酒など、マイナス度数から60℃以上とその振り幅の多さが日本酒の魅力です。
それでは、日本酒を楽しめる温度変化の種類を順番に見ていきましょう!
流行の冷酒
まずは、近年の流行りの飲み方である「冷酒」は5℃前後の温度帯で提供される日本酒です。
昔は酒蔵でしか楽しめなかった生原酒が現在は冷蔵庫やクール配送が普及したことで新しく楽しめるようになった飲み方です。
ただ、今のようになんでもかんでも冷酒はあまりオススメは出来ないです。
その理由として、日本酒を一定まで冷やすことで、感覚的に甘み度合いが感じづらくなり、フレッシュ感が増すので、大吟醸や吟醸・生原酒にはオススメです。
ただ、芳醇な味わいを楽しむような本醸造や生酛・山廃には向かないので注意してください。
冷やって冷酒?
では、次に「常温(冷や)」をみていきましょう!
冷やというと冷たくして飲むように見えてしまいますが、日本酒を常温で楽しむ飲み方です。
冷酒が普及して冷やとお願いしてもキンキンに冷えた日本酒を提供するところもありますが、厳密にいうと常温で楽しむことです。
常温で楽しむ日本酒のタイプとしては本醸造や純米酒、生酛・山廃や熟成古酒がオススメです。
・本醸造や純米酒では15℃〜18℃の温度帯
・生酛、山廃、熟成古酒は18℃〜20℃にして飲むと芳醇な香りとともにコクのある味わいを楽しんでいただけます。
温めてポカポカ
最後は「燗酒」です。
燗酒とはお酒を温めて飲む方法ですが、冷酒では温度が下がることで舌で感じる甘み度合いが下がりますが、逆に日本酒を温めることで甘み度合いが上がります。
温めることで、甘み度合いは上がりますが、温度を上げると香りのバランスが崩れてしまうたの、大吟醸や吟醸には向かないです。
温めると甘み度合いは増しますが、温度と甘み度合いは比例しているわけではなく、78℃以上になると甘味から苦味へと変化します。
燗酒と一口にいっても幅広い温度帯があり、温度帯により名称が変化します。
燗酒には6種のパターンがあります。
「日向燗」・・・30℃前後の温度帯
「人肌燗」・・・35℃前後の温度帯
「ぬる燗」・・・40℃前後の温度帯
「上燗」 ・・・45℃前後の温度帯
「熱燗」 ・・・50℃前後の温度帯
「飛切燗」・・・55℃前後の温度帯
燗酒にすることで、ふくよかな米の旨みを感じることができ、苦味や酸味のバランスがとれる温度帯としては45℃前後がおすすめです。
熱くしすぎるとバランスが崩れ、鼻につくアルコール臭を強く感じてしまうので、45℃前後まで上げてから徐々に温度を落としつつ楽しんでみてください。
まとめ
日本酒は種類だけじゃなく、幅広い温度で楽しめる魅力もその一つ。
ぜひ、冷酒だけじゃなく、いろんな温度で楽しみながら日本酒通に!
お付き合いありがとうございました。