ポン酒倶楽部

日本全国にある地元の人が愛する日本酒やワイン・ビールをご紹介します。有名無名を問わず美味しいお酒をぜひ、飲んでください。

実は奥が深い!日本酒のアルコール度数の魅力!

日本酒と聞くとアルコール度数が高くて、飲むとすぐに二日酔いになってしまうイメージってありませんか?

 

そうそう!日本酒ってアルコール度数が高くて飲みにくそう

 

でもちょっと待って!ほんとにそうなのかな?

 

実際、日本酒のアルコール度数ってどのくらいなんでしょう?
日本酒と聞くだけでアルコール度数が高いと思ってる方、実は結構いるんです!

 

でも、実はみんなが感じてるほど日本酒にアルコール度数は高くないです。


実際、日本酒の度数はどのくらいになるのでしょう?

 

そんなことで、日本酒のアルコール度数の秘密を探りながら、二日酔いになりにくい日本酒の飲み方を見ていくことにしましょう!

 

それではさっそく!

 

「全体像・もくじ」 

日本酒の平均アルコール度数は何%?

 

日本酒のアルコール度数って高い気がするけどどのくらい?

 

実は日本酒のアルコール度数には制限があるんです。

 

日本酒のアルコール度数は決められていた!?


実は日本酒のアルコール度数は法律で制限が決められているんです。

 

法律上、「清酒(日本酒)」と名乗るためには「アルコール度数22%未満」であるように、きっちりと定められているのです。

 

日本酒といえばもっと高い気もするけど、22%未満でなければならないんですね。


実際に市場に流通している日本酒でアルコール度数が高いタイプでも20%くらいがMAXになっていますね!

 

日本酒には最大アルコール度数に決まりがあるのは分かったけど平均は何%くらいなんだろう?

 

日本酒の平均度数は?


全国の酒蔵が出荷している日本酒の大多数を占める平均のアルコール度数は15〜16%が多いです!

 

商品の種類やタイプ、銘柄によって多少の差はありますが、多くが15%前後で、普段、皆さんが飲んでいる日本酒もこのくらいの度数が多いんじゃないでしょうか。

 

日本酒が15%なのは分かったけど...
でも他にアルコールと比べないとあんまりピンとこないなー

 

それでは実際に比較してみていきましょう!

 

日本酒のアルコール度数を比較すると・・・

 

日本酒の平均度数が15%前後というのは先ほどお話しましたが、他のアルコール飲料と比べると?

ざっくりと比較していきましょう!

 

ビール 5%前後
ワイン 12%前後
日本酒 15%前後
焼酎  25%
ブランデー 40%前後
ウイスキー 40%以上
ジン 40%以上
ウォッカ 40%以上

 

比較してみるとそこまでアルコールは強くないように感じますが・・・

 

ではなぜ日本酒は15%前後が多く、最大でも20%に留まっているのか?

そこには日本酒ならではの秘密が隠させていたのです!

 

日本酒ならではの秘密!

 

第一の秘密

日本酒のアルコール度数がMAXでも20%前後になるのはなぜ?


その謎は日本酒の造りのなかでアルコールを生み出す酵母に大きな秘密があったのです!

 

通常、発酵が進むなかで、醪(もろみ)のなかの酵母が糖を食べてアルコールと炭酸ガスを出していきます。

 

醪(もろみ)とは日本酒を造る工程のひとつで、日本酒の原料である米を発酵させた、どろどろの液体のことです。

 

糖を食べてアルコールを生成する酵母は通常、アルコール度数14%くらいまでは活発に発酵し続けます。


ただ、酵母自体は高い濃度のアルコールに弱いため、自分で生成したアルコールによって死んでしまいます。

15%くらいから徐々に活動が鈍り始め、16%から発酵が停止します。

18%以上になると自己消化し、その結果として20%前後でアルコールの生成が止まります。


これが20%前後になる日本酒の造りの秘密でした。

 

第二の秘密

市場に流通している日本酒が15%くらいなのはなぜ?
その秘密は法律に隠されていたのです。

 

2006年以前の法律(酒税法)では、アルコール度数によって支払う税金(酒税)が決められていました。


その決まりにより、15%〜16%を基準に1%上がるごとに酒税がプラスされ支払う税金が高くなる仕組みになっていたのです!

 

その結果、15%前後の日本酒を造る酒蔵が多くなり、現在に至っているのです。

 

ただ、税金の支払いが多くなるのを防ぐためだけに15%にしているのではなく、酒蔵の考えによれば、出来たての原酒に加水(水を加え、度数を調整すること)することで「味わいのバランス」が非常に良くなる!

日本酒の一番美味しい状態を飲む人に伝えたいとの思いこそが15%前後の度数となっている1番の要因ではないでしょうか!

 

これが15%の日本酒が多い秘密でした。

 

日本酒のアルコール度数は15%くらいでウイスキーとかに比べると低めで飲みやすそう!

 

あんまりガブガブ飲むと体にアルコールが蓄積して体調を崩すから気をつけてね!

 

でも日本酒は種類が多くあるし色んなタイプを飲みたいんですが、どうしたらいいの?

 

そんなときは「和らぎ水」を飲むといいよ!

 

二日酔い予防の和らぎ水

和らぎ水とは日本酒と一緒に水分を摂取して体内のアルコールの蓄積を防ぐために飲む水のことです。

 

では、二日酔い予防に最適な和らぎ水の効果を見ていきましょう!

 

悪酔いを防ぐ効果があります!


日本酒を大量に飲んでしまうと気分が悪くなりますよね。
千鳥足でベロベロになってる人は自分に合ったアルコール摂取量を越えて悪酔いしている証拠です。

 

それを防ぐために日本酒を飲む合間に和らぎ水を摂取し体内のアルコール濃度を抑え、楽しく日本酒を飲むことが出来ます。

 

脱水症状を防ぐ効果があります!


飲む量が増えるとトイレに行く回数も増え、知らず知らずのうちに脱水症状になってることも。

 

それを予防するために和らぎ水を飲むことで、健康的に日本酒を楽しめるようになります。

 

まとめ

酒蔵さんの努力も合って、日本酒はどんどん飲みやすく進化していますし、アルコール度数だけを見ても奥が深いのも日本酒の魅力のひとつです!


ぜひとも、お気に入りの一本を探してみてください!

 

また、自分に合ったアルコールの量で無理せずに日本酒を楽しんでもらえると嬉しいです。