ポン酒倶楽部

日本全国にある地元の人が愛する日本酒やワイン・ビールをご紹介します。有名無名を問わず美味しいお酒をぜひ、飲んでください。

日本酒の種類を解明!違いは一体、何?

さっそくですが、日本酒って種類が多くて、何が違うのか分かりにくいですよね。

今やスーパーやコンビニ、酒屋で、ものすごい種類の日本酒が置いててビックリすることも多いはず!

でも種類が多くて日本酒を買う時に悩んだり、大吟醸やら純米酒やらで何が何やら...。

 

そもそも日本酒って何が違うの?大体、一緒じゃないの?
結局、そんなに変わらないでしょ?

いやいや!実は日本酒にも種類があるんです!
もしかしたら好みの味を見つけれてないのかも!

 

日本酒にはお米だけで出来ているものと、味わいを調整して飲みやすくしているもの

高級なお米をこれでもかと贅沢に使用しているものなど実は奥が深いのも日本酒の

魅力の一つ!

 

また日本酒の種類やタイプで香りや味わいに大きな違いがあるのです。

もしかしたら、今まで好きじゃないタイプのお酒を飲んでたかも...

 

そんなことで、長年(約10年)アルコール業界に身を置いてきたポン酒倶楽部部長が勝

ではありますが、日本酒の種類やタイプをご紹介したいと思います。

 

簡単にまとめてありますので、良かったらお付き合いください!

 

「記事の全体像・もくじ」

 

 

日本酒ってそもそも何?

日本酒の種類やタイプのお話をする前にそもそも日本酒って何?ってことになりますよね。
日本酒とは法律で正式に決められたお酒(清酒)のことを言います。

 

法律では

イ 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
ロ 米、水及び清酒かす、米こうじその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(イ又はハに該当するものを除く。)。但し、その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(こうじ米を含む。)の重量をこえないものに限る。
ハ 清酒清酒かすを加えて、こしたもの
引用:国税庁

 

を日本酒(清酒)と呼ぶことが出来ます。

では次からさっそく、日本酒の種類・タイプの話に入っていきます。

 

それじゃ特定名称って何?

日本酒には法律で定められた上記の日本酒の決まりを更に細分化して分かりやすく分類した特定名称と呼ばれるものがあります。

 

この特定名称が大吟醸やら純米酒やらと混乱の原因になるのですが...

混乱を解消してもらうのに、大まかに説明しますと

 

1つ目の分類が「お米だけでできたものかそうでないものか」

  • お米だけでできたものを純米酒
  • お米以外に味の調整のために醸造用アルコールを添加したものを吟醸酒と呼びます。

ポイント

混乱を防ぐポイントが純米カテゴリーなのか吟醸カテゴリーなのかを見極めるのが重要です。

 

2つ目の分類が「原料となるお米をどれだけ精米(磨いた)したものか」

ポイント

お米をどれだけ贅沢に使用しているのかで純米カテゴリーと吟醸カテゴリーの高級度合いが変わってきます。

 

特定名称を知るにはこの2つが重要になります。

 

分類した特定名称の種類とは?

 

特定名称は2つのカテゴリーで分けることは分かったけど、それじゃどんな種類があるの?

 

その疑問を解消するために
まずはじめにお米だけでできた日本酒(純米カテゴリー)は

  1. 純米大吟醸
  2. 純米吟醸
  3. 特別純米
  4. 純米

の4つのパターンに分けられ、上位ほどお米を贅沢に使用していることになります。

 

次にお米以外に味の調整のために醸造用アルコールを添加した日本酒(吟醸カテゴリー)は

  1. 大吟醸
  2. 吟醸
  3. 特別本醸造
  4. 本醸造

の4つに分けられ、これも純米カテゴリーと同様に上位ほどお米を贅沢に使用しています。

最後に上記のどれにも当てはまらず、特定名称酒と呼べないお酒を普通酒と分類します。

以上のように特定名称には9つの種類があります。

 

9つの日本酒の種類の違いは?

 

日本酒は2つのカテゴリー(純米・吟醸)に分類され、9つの種類があることは分かったけど、それぞれどう違うの?

 

では、まずはじめに純米酒のカテゴリーから説明します。


純米大吟醸

  • 使用原料・・・米、米こうじ
  • 精米歩合・・・50%以下

純米吟醸

  • 使用原料・・・米、米こうじ
  • 精米歩合・・・60%以下


特別純米

  • 使用原料・・・米、米こうじ
  • 精米歩合・・・60%以下、特別な製造方法


[純米]

  • 使用原料・・・米、米こうじ
  • 精米歩合・・・ー

 

次に吟醸酒のカテゴリーを説明します。


大吟醸


吟醸


[特別本醸造


本醸造

 

そして上記に属さない[普通酒]ですが、

 

種類の違いで一番大きな違いは「お米だけで作ったものかそうでないか」「お米の磨き度合い(精米歩合)」の2つの違いで呼び方が変わります。

 

香りや味に違いはあるの?

 

日本酒に種類があることは分かったけど、結局、味は一緒でしょ?

 

日本酒の種類で味も香りも大きく変わってくるんです!

 

それでは順番に見ていきましょう!

 

純米大吟醸

  • お米だけでできたお酒で非常に香りが華やかで香りとともに米の旨味を感じることができます。

 

純米吟醸

  • 純米大吟醸に比べお米の磨きは粗くなりますが、香りは華やかで旨みがあり、純米大吟醸よりお手頃プライスになるのも魅力的。

 

特別純米、純米]

  • 華やかな香りがあるタイプも多くなりましたが、一番の特徴は米の旨みをダイレクトに感じ取れることです。

 

大吟醸

  • 醸造用アルコールを加えることで口当たりが良くなり軽やかに楽しめます。純米大吟醸は米の芳醇さを感じますが、大吟醸は軽快にさらりと飲むことができます。

 

吟醸

  • 吟醸酒の魅力はなんと言ってもバランスの良さです。香りも良く、飲み口は非常に軽快です。

 

[特別本醸造本醸造

  • 晩酌に楽しむなら本醸造!コストパフォーマンスに優れているのも魅力ですが、毎晩飲んでも飲み飽きしないのが飲兵衛にはありがたい。

 

まとめ

今、日本酒はどうしても純米でないとダメ!醸造用アルコールは頭痛の原因になると言われたりしますが、決してそんなことはなく、飲みすぎると何を飲んでも二日酔いになっちゃいます。

 

知識ばかりに縛られたり、先入観で自分から見る世界を小さくすることなく、色んな日本酒を試して、あなたにピッタリの日本酒に出会えますように!