ポン酒倶楽部

日本全国にある地元の人が愛する日本酒やワイン・ビールをご紹介します。有名無名を問わず美味しいお酒をぜひ、飲んでください。

岩手県で有名な日本酒を醸す酒蔵【3選】

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いま、日本酒は日本国内以上に海外で盛り上がっています!

年々、海外への輸出需要が高まり、それに伴って輸出量・輸出額ともにうなぎ登りです。

さぞがし酒蔵はウハウハ!

かと思いきや、輸出には関税がかかったり、そもそもの日本酒の製造コストが高いこともあり、まだまだ、大きな儲けには繋がっていないようです。

ただ、それでもMade in Japanとして地酒が高い評価を得ています。

国酒が海外で評価してもらえるのは、とても嬉しいことですね!

 

でも海外で日本のお酒【地酒】が評価されている反面、日本ではまだまだ知られていない地元の日本酒が多くありますよね。

岩手県にも実力を高め、国内に止まらず、海外でも高評価を得ている酒蔵がありますが、それほど、知られていないですよね?

 

岩手県で有名な日本酒を醸す酒蔵はどこですか?

岩手県で代表的な酒蔵といえば【南部美人

 

南部美人は海外への輸出量が増えて、海外での需要がより一層、高まっています。

 

南部美人は知っていますが、他はあまり知らないんです。
岩手で今、イチオシの酒蔵ってあるんですか?

 

岩手の日本酒はあまり知られていない。
でも全国の酒屋・居酒屋で人気急上昇中の岩手の日本酒があるんです!

 

パンクなラベルで独創的かつ、オリジナリティーに溢れた【喜久盛

一度は酒造りをやめたが、有志が集い、復活して全国から引き手数多の【赤武】

 

南部美人】【喜久盛】【赤武】は全国的に有名になり、現在では品薄になりつつある人気の日本酒を醸す3蔵です。

3蔵の特徴を簡単にまとめてありますので、気になる商品があれば、ぜひ飲んでみてください!

 

「記事全体像・もくじ」

 

日本酒通にこそ知ってほしい。本当はすごい岩手の日本酒

岩手,有名,日本酒

岩手の日本酒でおすすめはどこですか?

やっぱり有名銘柄は南部美人

ほかの銘柄も飲んでみたいですが、有名なお酒はあるんですか?

もちろんです!岩手には実力と人気を兼ね備えた有名蔵があります。

飲んでみたいので教えてください。

 

南部美人[株式会社南部美人

南部美人】の創業は明治35年、もともとは醤油造りを生業としており、醤油造りの技術を日本酒造りに活かしていくこととし、大正5年に久慈酒造合名会社を設立しました。

その後、第二次世界大戦終戦を迎え、「これからは品質の良い日本酒を造らねば」との想いから、【南部美人】が誕生していきます。

醸す日本酒が淡麗で美しく綺麗な酒質であることを「美人」と例え、そこに地元が南部藩であることから地元名を合わせ【南部美人】が生まれました。

これまで普通酒が一般的であったなか、首都圏市場に向けた特定名称酒の製造を開始し、徐々に首都圏市場に浸透し、業績を拡大していくこととなり、【南部美人】のブランドが確立していきました。

まだまだ、日本酒の輸出が現在ほど需要がない時期に、日本での日本酒離れに危機感を抱いた南部美人は全国の酒蔵に先駆けて日本酒の輸出事業に乗り出します。

まさに日本酒輸出のパイオニアとなり、また、日本酒輸出協会の発足にも携わり、今日の海外輸出の礎を築きました。

 

タクシードライバー喜久盛酒造株式会社]

喜久盛酒造株式会社は明治27年に岩手県北上市にて創業しました。【喜久盛】の由来は3代目である藤村久喜氏が「久喜が逆立ちしてでも酒蔵を盛り上げる」との強い信念から名付けられました。

喜久盛酒造(株)は最盛期には4500石を造る岩手県でも製造量の多い酒蔵でした。

ただ、2011年3月11日の東日本大震災によって大きな打撃を受けることとなります。

震災によって蔵が半壊。日本酒を製造する機械が破損し、日本酒を造ることができなくなりました。ただ、それでも喜久盛酒造(株)は復興に向けて立ち上がります。

そんななか、復興に向けた鍵を握る日本酒が誕生することとなりました。

それが、タクシードライバー

パンクでユニークなラベルでありながら、オリジナリティー溢れた力強い酒質が特徴で豊かな味わいが魅力的な日本酒です。

徐々に日本酒愛好家のファンを獲得していき、現在では全国でも人気の酒蔵へと成長しています。

 

赤武[赤武酒造株式会社]

赤武酒造株式会社は明治29年に創業しました。赤武酒造(株)は地元で愛される【浜娘】を醸しておりましたが、東日本大震災によって再起不能となるほどの壊滅的な打撃を受けることとなりました。

それでも地元に根付いた【浜娘】を絶やすわけにはいかない。

その想いを胸に「日本酒造りに必要な設備を貸してもらえないか」地元の酒蔵を駆けずり回り、やっとの思いで協力してくれる酒蔵を見つけ「浜娘」を存続されることができました。

その後、2013年に震災復興プロジェクトの支援もあり、酒蔵を新設し「赤武酒造の新たな歴史を築く」との想いで有志が集い新たなるブランド【赤武】が誕生します。

【赤武】は時代に合う酒造りに重きをおき、岩手県から情熱・愛情・根性で醸す日本酒を全国に届けるとの想いを酒造りに込めています。

新しい時代に合うお酒を造るために日々、進化する日本酒造りを続けている期待の若手復活蔵です。

 

まとめ

今回、ご紹介した酒蔵は今や全国で引くて数多の日本酒を造る3蔵です。

海外にも目を向けて日本酒ファンを増やし、国酒である日本酒を未来に繋げていこうとしている【南部美人

従来の日本酒だけでは時代にマッチしないことを感じ、コアな日本酒ファンになってもらうためにラベルや味わいにインパクトを追求した【タクシードライバー

一度は震災による大きな被害を受けたが、それでも復活を望む声に支えられ、新たにチャレンジすることを決めた【赤武】

岩手を代表する有名日本酒となった3蔵

この3蔵は日本酒ファンや愛好家が日本酒を飲んで楽しんでもらうことを芯として酒造りをしているからこそ、多くの人が求める有名日本酒となりました。

挑戦を忘れず、切磋琢磨する日本酒をぜひ、一度、堪能してみてください。